真木よう子『セシルのもくろみ』新章開始も打ち切り感拭えず最低3.7%に

デイリーニュースオンライン

セシルのもくろみ|フジテレビ公式サイトより
セシルのもくろみ|フジテレビ公式サイトより

 真木よう子(34)が主演を務める『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)第6回が17日に放送され、平均視聴率3.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)だったことがわかった。自己最低を記録した第5話の視聴率よりも0.1%微減し、またもやワースト記録を更新してしまった。5話が第一章のラストであったため、キリのいいところでリタイアした人がいたのでは、と推測される。

 第6話ではしばらく主婦に戻っていた奈央(真木よう子)が「ヴァニティ」の専属モデルに抜擢されるところから始まる。読者モデル時代、奈央の企画の反響が大きかったことが理由らしい。久しぶりの撮影現場でうまくポージングができず、意気消沈する奈央だったが、由華子(吉瀬美智子)の指導を受け、モデルの立ち位置を理解するようになる。

 そんなとき、江里(伊藤歩)が長年憧れているブランド「フェローニ」の企画が決まり、江里はライターに、奈央はブランドモデルに起用されるのだった。新章第1話目ということで、スピーディーかつ、起承転結がまとまった展開で、個人的には大変見やすかった。

 奈央と歩が、励まし合いながら一歩ずつ前に進んでいく姿には胸が熱くなる。それとは対照的に、同志として「ヴァニティ」をつくってきた由華子と洵子の大人の関係も魅力的だ。女の争いが絶えない業界だからこそ、数少ない女性の信頼関係がより輝いて見える。

 成長した奈央の撮影シーンも美しく、目の保養になった。何度も触れている通り、やはり瘦せすぎの身体は気になるが、服は似合っていたし、評判最悪だったカラコンを外したことで、表情も生き生きして見えた。アイドルならばともかく、全身で演技をする女優にとって、カラコンは邪魔でしかないと思うのだが、なぜ着用していたのだろうか……。

 しかし、どうにも気になるのは、女同士のバトルがショボすぎるという点。今回、「フェローニ」のモデルに抜擢された奈央に嫉妬して、レイナ(芦名星)が奈央のインスタにブランドを中傷する投稿をしてしまう。結果的に、江里は企画から外されてしまうが、SNSを使った攻撃というのがどうにも安っぽく、そこらの女子中学生の喧嘩に思える。大人なのだから、タイトル通りもう少し手の込んだ“たくらみ”を見せてほしいのに。

 第4話で起こった読者モデル同士のつかみ合いといい、今回と言いショボい女同士の諍いが、ドラマを安っぽくしているように思えてならない。“たくらみ“といえば、今後の由華子の動向には注目だ。今のところ、奈央の味方ポジションだが、編集長・南城(リリー・フランキー)と意味ありげな関係だったり、いきなりモデルを卒業したり、どうも油断できない雰囲気満点。

 由華子の本性とたくらみが、どう明かされるのかがとても気になる。低視聴率を理由に、打ち切りにならないことを祈るのみだ。

文・Harumaki

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