打ち切り濃厚『セシルのもくろみ』でも真木よう子の業界評価が上昇のワケ

デイリーニュースオンライン

セシルのもくろみ|フジテレビ公式サイトより
セシルのもくろみ|フジテレビ公式サイトより

 8月17日に放送された真木よう子(34)主演のドラマ『セシルのもくろみ』(フジテレビ系・以下同)の視聴率が、3.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区・以下同)と同ドラマ放送回の中でも最低記録を更新している。

 初回視聴率が5.1%と低空飛行からスタートしていた本作は、第2話から4話にかけて4%台に下降、そして5話からは3%台に突入している。打ち切りの危機も囁かれている状態だが、同日に真木は自身のTwitterにて「向かい風上等!!!」と豪語し、強気の姿勢を見せている。

 ちなみにフジテレビのドラマでは過去に、2015年放送の稲森いずみ(45)と渡辺麻友(23)によるW主演作『戦う!書店ガール』や、2012年放送のオダギリジョー(41)主演作『家族のうた』が、予定よりもかなり早く打ち切りになっている。『セシルのもくろみ』に関しても、同じ運命をたどるのではないかという声が日に日に高まっているようだ。

 内容に関しても、真木演じる平凡な主婦がモデルとしてファッション業界で成りあがるというストーリーだが「もともと真木がガリガリで共感しにくい」「演出が古臭い」「女がよく怒っているだけのドラマ」といった酷評がネット上では上がっている。しかし、このような状況でも、真木の今後のキャリアにマイナス影響は少ないだろうという声がある。

「酷評の標的となっているのは、キャスティングや演出に関するもので、真木本人ではありません。むしろこのタイミングで真木がTwitterをはじめ、慣れないながらも飾らない投稿や、ネットユーザーたちとの交流を深めていることで、むしろ彼女らの株はあがっている」(芸能関係者)

 すでに14万人を超えるフォロワーを抱えている真木だが、ネットユーザーからの好感度はまだまだ上昇中のようだ。

■新ドラマもすでに“爆死要素満載”の声

 一方で、苦しい状況にあるのはフジテレビサイドである。早くも10月開始の秋ドラマ『刑事ゆがみ』が放送されることが発表され、主演には浅野忠信(43)が抜擢されることが決定している。また、共演の後輩刑事役には神木隆之介(24)も選ばれているという。しかし「大コケ要素」を抱えた作品のようで、期待薄という評価が業界内では下されているようだ。

「この不安要素を強めるのは脚本家です。3人体制となる本作脚本家のメンバーの代表作には、『ラヴソング』『突然ですが、明日結婚します』『好きな人がいること』といった月9を代表する爆死作品を担当した脚本家が2人もつとめています。この時点でいささか不安を覚えるメンバーとなっており、すでに『セシルのもくろみ』レベルの惨劇が予想されているようです」(芸能記者)

 木曜ドラマはかつて、天海祐希(50)主演の『BOSS』や篠原涼子(44)主演の『ラストシンデレラ』、斎藤工(35)・上戸彩(31)の共演で劇場化もされた『昼顔』など、ヒット作も誕生している。真木よう子の『セシルのもくろみ』で地に落ちた同枠は復活することができるだろうか。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
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