■沙也加と無名夫、周囲すらも放任する“タフさ”と“財政状況”

　こうした仲良しぶりをアピールする神田と村田だが、結婚報道が報じられた際は、神田に対して、心配の声が寄せられていた。

「村田はおもに舞台を中心に活動する役者で、一般的に知名度が高いわけではありません。また、舞台ファンなどからは“性格に難ありで結婚に向かない”と評されていたとか。神田の身を案じた周囲の関係者からも探りがあったようですが、意外にもそれほど難もなく、むしろ評価が高かったとか。村田を、神田の周辺関係者もしっかりと把握しているからこそ、結婚を許したようです」（前出・芸能記者）

　また周囲が結婚を許可した理由には、母に負けず劣らずの神田のタフさと財政状況にもあるという。

「大物歌手と俳優を両親に持つ典型的な二世タレントという時点で、粗相を起こさなければ、神田は何があっても生きていけると周囲は案じているようです。資産があるということももちろんですが、自身が芸能活動を休止していた時も、一般の飲食店でアルバイトをするなど、自発的に活動するタフさも兼ね揃えています。これまでの経緯を見てきた周囲にとっては、心配することでもないといったような状態のようです」（同・記者）

　神田自身も今や舞台歌手としてブレイクし、二世タレントの中では好感度の高い存在だ。世間の呆れ声をよそに、神田夫妻は我が道を歩んでいくだろう。

文・海保真一（かいほ・しんいち）

※1967年秋田県生まれ。大学卒業後、週刊誌記者を経てフリーライターに。週刊誌で執筆し、芸能界のタブーから子供貧困など社会問題にも取り組む。主な著書に『格差社会の真実』（宙出版）ほか多数。