ヨーロッパでイスラムの風を感じる、コソボの歴史都市・プリズレンを訪ねて (1/3ページ)

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ヨーロッパでイスラムの風を感じる、コソボの歴史都市・プリズレンを訪ねて

2008年に独立を宣言したバルカン半島の小国、コソボ。旧ユーゴスラビア時代にはセルビアの自治州のひとつであった、ヨーロッパで最も若い国です。

まだまだ観光客が少なく秘境的な雰囲気が漂うコソボですが、セルビアとの国境付近の北部の一部地域を除き治安も安定していて、外国人旅行者もしだいに増えつつあります。

そんなコソボきっての観光地が、南部の歴史都市・プリズレン。

過去にローマ帝国やセルビア王国、オスマン帝国、オーストリア=ハンガリー帝国、ユーゴスラビアといったざまざまな勢力に支配されてきた歴史から、異文化や異民族が混在する町で、オスマン朝時代の建造物が数多く残るエキゾチックな町並みと、のんびりとした素朴な空気が魅力です。

プリズレンを象徴する風景といえば、なんといっても、アルバニア語で「ウラグリ」と呼ばれるオスマン朝時代の石橋のある景色。現在見られる石橋は、1979年の洪水で流された後、1982年に再建されたものです。

橋のたもとは、石橋と、緑に抱かれた旧市街や丘の上にそびえる城塞が一体となった美しい風景を眺めることができる、絶好のフォトスポット。

ここから見えるプリズレンを代表するモスクが、スィナン・パシャ・ジャーミア。旧市街の中心に建つプリズレンで最も美しいモスクで、イスラム教の礼拝の時間になると、多くの信者がやってきて祈りを捧げます。

礼拝中以外はイスラム教徒以外の入場も可能。

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