ドイツの黒い森に点在する小さな町の1つ「アルピルスバッハ」はビールと修道院の町 (1/2ページ)

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ドイツの黒い森に点在する小さな町の1つ「アルピルスバッハ」はビールと修道院の町

ドイツの黒い森に点在する小さな町。ひとつひとつの町は小さくとも、それぞれが異なる魅力を持ち、旅人はそれに引き寄せられてやってくるのです。

今回ご紹介するアルピルスバッハ(Alpirsbach)もそんな独特な個性を持つ町のひとつ。

黒い森の北部に位置するアルピルスバッハは、1000年ごろから人々が住み始めたと言われています。その後はこの地に修道院が建てられたほか、17世紀になると周辺の山から採れる金や銀などがこの町に富をもたらしました。現在は「ビールと修道院の町」と知られているほか、木組みの家が並ぶ街並みは古き良きドイツの風景を思い起こさせてくれます。

この町のシンボルとも言えるかつてのベネディクト派修道院は11世紀に建てられたもの。中世には敬虔な修道僧が、日々この場所で祈りをささげていました。900年以上にわたる長い歴史の中、この町で起こった様々な出来事を目撃してきた修道院。修道院自体は19世紀になってから廃止されてしまいましたが、この場所はいまでも人々の信仰の場となっています。

そんな修道院に併設されているのがビール醸造所。「アルピルスバッハ修道院醸造所」とそのままの名前がついたビールを醸造し、ここのビールは日本へも出荷されています。ビールに詳しい方の中では、「アルピルスバッハ」という名前を聞いてピンときた方もいるかもしれません。

黒い森の天然水を使用し、ナツメグのようなスパイシーな香りが楽しめるコクのあるビール。興味のある方はぜひ探してみてください。

「ドイツの黒い森に点在する小さな町の1つ「アルピルスバッハ」はビールと修道院の町」のページです。デイリーニュースオンラインは、南西ドイツビール醸造所アルピルスバッハ木組みの家修道院カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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