もはや格闘技!? プロ野球「伝説の乱闘」10番勝負 (5/5ページ)

日刊大衆

大洋に所属していた大門和彦だ。90年6月24日、対広島戦でロデリック・アレンの顔近くに投球すると、アレンが激怒。大門は一目散に外野に逃げると、アレンが追いかけるという“鬼ごっこ”が始まったのだ。大男から追われた大門は、生きた心地がしなかっただろう。

■広島カープ黒田博樹vs阪神タイガース藤浪晋太郎  最後は“男気乱闘”を紹介しよう。2015年の広島-阪神戦。2回裏一死一塁の場面で打席には、この日の先発投手の黒田博樹。マウンドには、3年目の藤浪晋太郎が立っていた。「バントの構えをしていた黒田に対し、2球連続で胸もと付近に投げたことで、黒田が激昂しましたが、これには理由があったんです。藤浪は二塁でランナーを殺そうとして、投げきる前に走り出していた。技術がないのに、雑なプレーをしたことに黒田は怒ったんです。その試合で、黒田は藤浪が打席に立つと、内角にきちんとコントロールされた球を投げるんですが、まるで“こうやって投げるんだ”と言わんばかりでした」(前出のスポーツ紙デスク)

 ときには行きすぎてしまうこともあるが、ガチンコ勝負ゆえのもの。今後も熱い戦いを見たい!

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