サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「堅実ポールヴァンドル中心視」 (1/2ページ)

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サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「堅実ポールヴァンドル中心視」

 秋のGI第2弾、3歳牝馬による秋華賞が今週のメインだ。オークス馬ソウルスターリングが別路線を歩むことになり、本来なら最有力候補のこの馬の不在は少し寂しい。

 が、桜花賞馬レーヌミノルを筆頭に、オークス2着のモズカッチャン、クイーンSを楽々と逃げ切ったアエロリット、東西両トライアルの覇者ディアドラ、ラビットラン、さらにはファンディーナと主だった顔は出そろった感があり、熱のこもった見応え満点の一戦になるのは間違いない。

 むろん、人気、有力どころは前述した面々ということになるが、伏兵陣も多彩で、馬券的にもかなりおもしろい競馬と言っていいだろう。

 データをひもといてみよう。馬単導入後の02年以降、これまでの15年間、その馬単で万馬券になったのはわずか1回(馬連1回)のみ。1番人気馬は4勝(2着3回)、2番人気馬は7勝(2着2回)。比較的、順当に収まるGIと言ってよさそうだが、ハイレベルで顔ぶれがそろっているところを見ると、今回あたりは波乱の目もなくはなさそうだ。

 データから言うと、目下ディープインパクト産駒が3連覇中。ならばファンディーナやカワキタエンカなどに目をつけるのも一考だ。が、逆に今回はディープ産駒以外が‥‥と言えなくもなく、このへんは各馬の値踏みをしっかりしておくことが肝心だ。

 ということで、顔ぶれをあらためて見てみる。前走のレースぶりが鮮やかだったことから言うと、アエロリットラビットランは抜けていた。この中間も順調なだけに、このまま勢いに乗って、どちらかが女王の座に就いてしまう可能性も十分だが、ただ両馬とも血統的にはマイラー色が濃く、一抹の不安がある。

 これならポールヴァンドルのほうがよさそうだ。

 決め手にやや甘いものの、実に堅実。そして勝負強い面も兼ね備えており、前走の紫苑Sの内容もよかった。珍しく後手を踏んで、道中はいつもより後方から。が、それでも徐々に進出し、しまい最速の上がり脚を駆使。ハナ差3着に押し上げて見せた。これには陣営もあらためてこの馬の力を認識したようだ。

「違う一面を見せてもらった。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「堅実ポールヴァンドル中心視」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2017年 10/19号ポールヴァンドルカリビアンゴールド水戸正晴競馬エンタメなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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