他人を見ずにはいられない…“脇見恐怖症”の原因と克服法 (4/4ページ)

Doctors Me

「電車で隣り合った人が咳ばらいをし、新聞で顔を隠した」といった場合、それが本当に自分の視線を不愉快に思い、視線を遮るために行ったことかは分かりません。



そういった解釈は自分が勝手に行ったものです。事実と自分の解釈を分けるようにします。事実のありのままを受け止め、余計な解釈を下さず、不安が増大しないように訓練するという意味で、認知行動療法は有効と思われます。



また、自分が熱中できること、自信をもって得意と言えることを見つけ、「視線に気を使っている暇なんかない」という心境に至ることができれば望ましいことと思われます。




最後に医師から一言

心療内科の医師


思春期の学校での人間関係や、慣れない仕事上のストレスなどから、恐怖感が生まれ、自分の思い込みから恐怖感がどんどん大きくなっていくということが起こりえます。



外出しようとすると動悸や腹痛など体調不良が起こったりパニック症状が出るような状態になると社会生活が難しくなりますので、心療内科や精神科で相談してみてください。



(監修:Doctors Me 医師)



「他人を見ずにはいられない…“脇見恐怖症”の原因と克服法」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る