墓石を次々と飲み込んでいく。墓を食べる木(アメリカ) (1/2ページ)

カラパイア

墓石を次々と飲み込んでいく。墓を食べる木(アメリカ)
墓石を次々と飲み込んでいく。墓を食べる木(アメリカ)

[画像を見る]

 米バージニア州アーリントンにある国立墓地には1864年以降の戦争で亡くなったおよそ40万人のアメリカ軍人が埋葬されている。

 その墓地は青々とした芝生に立ち並ぶ白い大理石の墓石に、8,600本以上もの雄大な木々が影を落とすという見事な景観でも知られる。

 しかし、そこの古い墓地の一角では困ったことが起きている。なんと敷地内の一部の木が、そばにある墓石を食らうがごとく包み込み始めてるのだ。

・音もなく兵士たちの墓石を食らう樹木
 この墓地の古い一角では、一部の変質した木が近隣の墓石を平らげつつある。それが進行すると、分厚い大理石の墓石も、ずんぐりした臼歯のように木の根元から突き出た状態になってしまう。

 アメリカにはこうした墓石をチェックチェックしているサイトもあるが、墓地で木に包まれる墓石の大半はその古さにも比例するため、南北戦争や第一次および第二次世界大戦で戦死した兵士の墓が多い。・じりじりと飲み込まれる墓石たち
1. 右にあるのは1863年7月に亡くなった兵士の墓石。年に3cmずつ広がるウイローオーク(ヤナギバナラ)の根に埋まり、文字も見えなくなってきているという。
「墓石を次々と飲み込んでいく。墓を食べる木(アメリカ)」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧