米倉涼子（42）が『ドクターX～外科医・大門未知子～』（テレビ朝日系）の今期初放送（10月12日）で視聴率20.9％、続く第2話（19日放送）でも19.6％を記録し、各局のドラマ視聴率で独走している。10月24日発売の『女性自身』（光文社）でも、米倉の好調ぶりが取り上げられており、所属事務所のオスカープロモーションが彼女のために1500万円の「専用ロケ車」まで用意する、ケタ違いのVIP待遇ぶりを伝えている。

「オスカーが導入したのはアルファード（TOYOTA）の最上級モデル・ロイヤルラウンジSPです。藤原紀香（46）ら芸能人も愛用し、政財界でも人気の”走るファーストクラス”と呼ばれる高級車です。外ロケの多い米倉の専用車は、高級マッサージチェアと冷蔵庫も完備した、女王様仕様のようです」（週刊誌記者）

　現場でも座長・米倉は女王よろしく君臨しているという。

「とにかく米倉とオスカーのお大尽ぶりがスゴい。昨年11月の『FLASH』（光文社）も報じてますが、収録のたびに高級品を差し入れしていて、高級フルーツ店『千疋屋』の1個1万2000円もするメロンをまるまるひとつ差し入れられたり、焼肉店『游玄亭』の1食5000円の弁当を100食分も差し入れたり。はては打ち上げで50万円分の商品券や、家電や自転車を贈ったという話まで噂されてます」（前出記者）

　視聴率女王の一種「ゲンかつぎ」なのだろうが、その太っ腹ぶりには驚かされる。だが、そんな米倉を「成金趣味だ」と、こころよく思っていない共演者もいるという。

「サッパリした性格の米倉は、若手スタッフや共演者から悪い評判は聞こえない。しかし、金で現場を掌握しようとするオスカーの態度には反発する声も聞かれます。高級メロンも、米倉の名前より前に古賀オスカー社長の名前が書いてあったそうで『お前らのために働いてんじゃない』と非難するベテランもいました。オスカーが用意した1500万円のロケ車を見て『個室を用意するのは女王様の”あの音”を聞かれない対策じゃないの？』と共演者が嫌味を言っていたといいます」（ドラマ関係者）

　米倉の”あの音”とは何なのか？　同関係者が説明する。

「06年9月11日に『NG名珍場面5000番組10万人総出演!!』（フジテレビ系）に出演していた米倉がドラマのNGシーンのVTRを見た後、急に大笑いし始め、同時に『ブボボ……』という音が放送されてしまった。番組は何事もなかったように進行していきましたが、米倉が妙に爆笑していたこともあり、オナラではないかとネット掲示板で盛り上がりました。同年9月20日発売の『週刊文春』（文藝春秋）では専門家に音源の調査まで依頼しています」

　いくらオスカーといえども、オナラの防音のために個室代わりの高級車を用意することはないだろう。だが、米倉にとっては、いまだに痛い「イジられ所」となっているようで、SNSやネット掲示板でも「防音対策」と揶揄する輩は多かった。放屁事件の真相は今となっては闇の中だが、それそこが失敗しない視聴率女王・米倉の、唯一の”失敗”だったのかもしれない。

文・麻布市兵衛（あざぶ・いちべい）

※1972年大阪府出身。映像作家、劇団座付き作家などを経て取材記者に。著書は『日本の黒幕』、『不祥事を起こした大企業』（宙出版）など多数あり。