子どもの長引く痰のゴロゴロ…疑われる疾患と対処法【小児科医解説】 (3/4ページ)
また、濃くどろっとした黄色・緑色の痰が出た場合には、副鼻腔炎の可能性があります。いずれの場合にもので、小児科あるいは耳鼻科を受診してください。
頻度は低いですが、赤色の痰が出た場合には、喉から気管支までに炎症にともなう出血が考えられますので、同様に小児科・耳鼻科を受診してください。
子どもの痰が長引くのはなぜ?
子どもの痰は、成人とくらべてゴロゴロ・ゼロゼロが長引く傾向があります。この理由としては、赤ちゃんは大人とちがって自分では痰を出すことができないため、喉の奥にこの痰がとどまり、呼吸をするたびにゼロゼロと聞こえ、少し息苦しく聞こえます。
子どもの痰の治療法
病院を受診した際に、口や鼻からの吸引によって鼻水。痰を引くことが治療であります、また、絡んだ痰を切りやすくする薬も処方されることが多いです。
これに合わせて、ぜーぜーやゼロゼロといった喘鳴がある場合には、気管を広げて炎症を抑える吸入を行うこともあります。こうした対応によりお子さんも楽になるものと思われます。