女性の“髪を触る癖”は不安や緊張の現れ?自己親密行動に潜む心の病 (1/5ページ)
人は「無くて七癖」とも言われますが、皆さんは自分の癖の自覚はありますか?
不安や緊張などの精神的なストレスによって、無意識に自分の髪や体を触る行動を「自己親密行動」と言うそうです。
今回は、自己親密行動の原因・行動の心理・改善方法などを、医師の井上先生にお話を伺いました。
自己親密行動とは
自己親密行動とは、心理的な要因が身体的な行動に表出することです。世間的には癖と言われる事もありますが、心理学的には男性よりも女性に多く、自分の手で自分の体などを触る癖に意味を持たせて、精神的な状態を把握することになります。
特に、過剰な緊張や心配している時は、どうしても心の動揺があり、それを解消させようとして、手で顔や髪を触ったり無意識にしているのです。
自己親密行動の原因
自己親密行動の起源は幼児期の頃にあります。子どもが親に頭をなでてもらったり頭をなでてもらったりすることで安心感や充足感を満たされる行動を、大人になって自分自身に行うことで代償させているとも言われております。