擬人化、漫画チック…江戸時代のオモシロ戯画にフォーカスした「江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」開催 (1/3ページ)
江戸時代、明治時代、あるいはそれ以前に描かれた、面白おかしいタッチの絵を戯画(ぎが)と呼びますが、その戯画のなかでも「鳥羽絵(とばえ)」と呼ばれるジャンルがあります。
この鳥羽絵という言葉は、鳥獣戯画の作者と伝えられている鳥羽僧正覚猷(とばそうじょうかくゆう)から取られたものなのだそう。そんな鳥羽絵をキーワードに江戸時代の戯画を紹介する展覧会「江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」が今春開催されます。
「江戸の戯画-鳥羽絵から北斎・国芳・暁斎まで」は、サブタイトルにもあるように、葛飾北斎、歌川国芳、河鍋暁斎といった、江戸時代〜明治時代に活躍した絵師の作品を通して、当時の笑いの世界を紹介するというもの。
出品予定作品は約280点となりますが、展示されるラインナップがバラエティ豊かでかなり充実した内容になっているのです。
歌川国芳「きん魚づくし ぼんぼん」
例えばこちらの「きん魚づくし」。