三浦瑠麗が恥ずかしいミス?「大阪ヤバい」のド正論も致命的な大失態

デイリーニュースオンライン

Photo by akio.takemoto(写真はイメージです)
Photo by akio.takemoto(写真はイメージです)

 国際政治学者の三浦瑠麗(37歳)が2月11日の『ワイドナショー』(フジテレビ系)の中で「北朝鮮のテロリストが大都市に潜んでいる」とリスクの可能性を指摘し、特に「ちょっと大阪やばい」と具体的な地名をあげたことで、SNS上で大論争となっている。

 この日、三浦は『もし実際に戦争が始まったら』という仮定のもと、「テロリストが仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセルっていうのが外部との連絡を一切断って、都市部で活動すると言われてる」とリスクを説明した。耳慣れない言葉に驚いたMC・東野幸治(50)が「普段眠っている? 暗殺部隊みたいな?」と聞くと、三浦は「(都市部には)テロリスト分子がいるわけです。ソウルも、東京も、大阪も。今ちょっと大阪やばいって言われていて」と、中でも大阪が危ないと示唆した。

 この発言で、SNS上のリベラル勢が過剰に反応した。参議院議員の有田芳生(65)は「『専門家の一般的認識』などでは断じてありません。『専門家』の与太話を三浦さんが信じ、ウラを取らず(事実を確認せず)影響力あるテレビで垂れ流した(中略)学者=言論人としての責任はまぬがれません」などと猛批判。元衆議院議員の上西小百合(34)も「とにかく私は三浦さんの言ってる事やカッコが嫌い」と口撃した。

■国際政治学者がWikipediaも避けるタブロイド紙から引用

 予想外のネット世論の反発に、三浦も自身のブログ『山猫日記』に「正直、このレベルの発言が難しいとなれば、この国でまともな安保論議をすることは不可能です」と牽制しながら反論を開始。だが、彼女はここで致命的なミスをしてしまった。

 三浦は『国民にとって重要なことですので、どのような状況か、公開情報となっているものを紹介していきましょう』として、北朝鮮のラジオ放送を使った暗号諜報を明らかにしようとした。しかし、引用元はよく見たら『dailymail』。英語で書かれたニュースサイトとしては世界最大と言われているが、実態はウィキペディアの編集者たちが、同コンテンツへの引用を禁止するタブロイド紙でしかない。

 とはいえ三浦の、そうしたスパイの存在を認知させ、すぐそばに潜んでいるかもしれない脅威に警鐘をならそうとする姿勢は理解できる。危機管理と杞憂は紙一重。蓋然性は低くとも我々は三浦の鳴らした警鐘を笑い話で済ませてはならない。

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