ヨーロッパで最も若い国、いまだ秘境感漂うコソボってどんな国? (4/5ページ)

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両側に露店が並ぶ道路を、たくさんの買い物客や台車、さらには自動車までが通り過ぎていく混沌とした風景を見ていると、アジアの市場に迷い込んだような気分になります。しかし、これも紛れもなく「ヨーロッパ」の風景なのです。

ヨーロッパの先進国に比べるとまだまだ観光客が少ないこともあって、コソボの人々は外国人に興味津々。地元の人々との楽しい交流が待っていることでしょう。

・古都プリズレン

オスマン朝時代の美しい町並みが残るのが、コソボ南部に位置する古都プリズレン。

ローマ帝国やセルビア王国、オスマン帝国、オーストリア=ハンガリー帝国など、さまざまな勢力に支配されてきた複雑な歴史から、異文化と異民族が混在するエキゾチックなムードが特徴です。

町を象徴する風景が、アルバニア語で「ウラグリ」と呼ばれるオスマン朝時代の石橋の向こうにモスクやなだらかな山が広がる風景。橋のたもとは、イスラム情緒薫る美しい町並みが見渡せる絶好のフォトスポットです。

端正な尖塔を見せているのは、プリズレンを代表するモスクである、スィナン・パシャ・ジャーミア。プリズレンで最も美しいといわれるモスクで、内部では、天井に描かれた幾何学模様に目を奪われます。

町の東にある丘の上にそびえる城塞からの景色も必見。オレンジ屋根の家々のあいだから、モスクの尖塔や教会のドームが顔をのぞかせるプリズレンのパノラマが楽しめます。

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