AIもうつ病になる?人間と同じように思考するAIは将来的に心を病む可能性がある(国際シンポジウム) (1/3ページ)

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AIもうつ病になる?人間と同じように思考するAIは将来的に心を病む可能性がある(国際シンポジウム)
AIもうつ病になる?人間と同じように思考するAIは将来的に心を病む可能性がある(国際シンポジウム)


 人の心を学習し、人間と同じように思考するようにプログラミングされたAI(人工知能)。それは、人間の悲しい性質をも受け継がれるようだ。

 


・様々なタスクが行える汎用型人工知能の時代へ

 人工知能システムが高度になりつつある昨今、機械が人間を支配するという話を聞いてもそれほど驚かなくなってしまった。AIは囲碁で人間を打ち負かし、脚本を書き、絵を描き、車を運転する。

 そうしたAIシステムのほとんどはニューラルネットワークという、人間の脳を参考にした演算アーキテクチャである。

 これまでのところ、各ニューラルネットは区分化され、1つのタスクを実行するために最適化されている。

 よって囲碁で人間に勝てるAIが、他のタスクである車の運転をすることはできない。だが、いつの日かそうした”狭義”のAIシステムは統合され、なんでもできる汎用型人工知能(AGI)となり、さまざまな場面で人間よりも優れた手腕を発揮するようになることだろう。

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・うつ病とセロトニン

 マイネンはポルトガルにあるシャンパリモー未知センター(Champalimaud Center for the Unknown)の研究者で、うつ病について思索を続けてきた。

 うつ病は世界で3億人の患者がいる比較的一般的な症状で、神経伝達物質「セロトニン」と密接な関係があるとされる。
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