大人のADHDってなに? 特徴を知って上手な付き合い方を知ろう (4/4ページ)

Doctors Me

整理整頓が苦手で物をどこに置いたかわからなくなって探すのに苦労する
・時間に余裕があっても、一息ついたり、ゆったりとくつろいだりすることが苦手である





ADHDとうまく付き合っていくには 

協力して前向きに頑張る男女



自分がADHDであるとき

もしかすると自分はADHDかもしれないと感じたら、一度上記のセルフチェックを行ってから医療機関へ受診してみましょう。ADHDと診断を受けたとしたら、自分自身で疾患をしっかり理解して、日常生活や仕事で上手くいく工夫や調整を行うことを心がけていきましょう。その中で自分の特徴をどのようにすれば活かせるか、という視点を持つことが重要になります。



まわりにADHDの人がいるとき

家族や友人または同僚がADHDである場合、周囲の人は型にはまった対応ではなく、ADHDの症状を知ることで柔軟な対応が求められます。職場では、本人の特徴をどうポジティブに生かすことができるかをしっかり話し合って配慮や調整を行ってください。




最後に井上先生から一言 

大人になってADHDと診断される方が増えてきました。仕事や日常生活で、自分がADHDかなと思ったら、一度精神科を受診してみてください。ただし診断名がつくことが大切なのでなく、本人も周囲も疾患の特徴を知り、どのように付き合って生活していくかを大切にしてください。


【監修:医師 井上 智介】
プロフィール)
島根大学を卒業後、様々な病院で内科・外科・救急・皮膚科など、多岐の分野にわたるプライマリケアを学び臨床研修を修了する。
平成26年からは精神科を中心とした病院にて様々な患者さんと向き合い、その傍らで一部上場企業の産業医としても勤務している。
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