戦いの果て、傷つきボロボロとなった地域のボス的存在の猫。保護されて生まれて初めてのやすらぎを得る(カナダ) (1/4ページ)
今年1月末、カナダのモントリオールにて1匹の猫が保護された。
どうやら長いこと野良猫として路上で生きてきたらしいこの猫は、度重なる猫との闘争や他の動物たちとの戦いで体は傷だらけ。
更にカナダの厳しい冬を過ごしてきたこともあり、生きているのが不思議なくらい、ひどい健康状態にあった。
・ボロボロの状態で発見された猫
傷だらけになりながらもなんとか生きていた猫は、発見されてからすぐにシャトン・オルフラン・モントリオールという保護施設に運び込まれた。
「バーニー」と名付けられたその猫は、緊急の手当てが必要な状態だった。そこで直ちに治療が開始された。
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バーニーは片耳が凍傷でなくなっていた。歯も数本なく、鼻づまりにより呼吸が困難な状態にあった。お腹には虫がいて耳には耳ダニがいた。
体のあちこちには歴戦の傷跡が残っていた。そんなボロボロの状態にありながらもバーニーは生き延びていたのだ。