プロレスラー世界遺産 伝説のチャンピオンから未知なる強豪まで── 「輪島大士」あらためて問われるプロレスラー輪島の是非 (3/3ページ)

週刊実話



 この頃のプロレス界ではメジャースポーツへの反感が強く、また、借金問題でしくじった輪島の来歴もあり、スター扱いすることをよしとしなかったのだ。

 だが、あらためて振り返ればのちの大物転身組、北尾や小川直也と比べても輪島は十分真剣に取り組んでいたように見えるだけに、周囲がもう少し温かく受け入れていたなら、プロレスラー輪島はもっと違ったかたちになっていたかもしれない。

 時代状況のせいとはいえ、今になって残念に思うファンも多いのではなかろうか。

輪島大士
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PROFILE●1948年1月11日、石川県七尾市出身。身長185㎝、体重125㎏。
得意技/ゴールデン・アームボンバー、2段式首折り。

文・脇本深八(元スポーツ紙記者)
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