広島3連覇も「迷将続投」阪神・巨人の「ホンマでっか!?」(1)情熱や野心が見えてこない (1/2ページ)

アサ芸プラス

広島3連覇も「迷将続投」阪神・巨人の「ホンマでっか!?」(1)情熱や野心が見えてこない

 今年も広島が圧倒的な強さで球団初の3連覇を達成。同じ舞台に立ちながら、かつての人気者たちはそろって前座扱いだった。ヨシノブ監督とカネモト監督がチームを率いて3年。毎年毎年、コイにおいしいところを持っていかれたイロモノ球団の「迷将」が責任も取らずにまさかの続投って、なんでやねん!

 9月12日、東京都内で行われたオーナー会議に初出席した、巨人の山口寿一新オーナー(61)は、今季が3年契約の最終年となる高橋由伸監督(43)の去就に触れ、現時点での私的な意見としてこう話した。

「岡本や吉川ら若手選手が成績を残したのも、監督やコーチ陣が育てようとしたことが大きかったと思っている。(来季も)十分にチームを整えて、腕を振るってもらいたい」

 事実上の「続投宣言」である。

 ところが、そんなオーナーの期待もどこへやら、わずか3日後の15日にはDeNAに敗れ、V逸が確定。24日の阪神戦を引き分けて、自力CS進出と12年連続のシーズン勝ち越しすら逃してしまう体たらくだ。巨人番記者が嘆息する。

「巨人低迷の“ガン”は、間違いなく由伸監督です。とにかく無策で、采配は村田真一ヘッドコーチ(54)や斎藤雅樹投手総合コーチ(53)に任せきり。かといって、やる気を引き出すモチベーターとしてもまったく尽力しておらず、選手とは基本的に没交渉です。山口オーナーは今年7月の就任時に『強い巨人を取り戻していくことが私の役目』と言いましたが、それならばなぜ『続投』なのか‥‥。理解に苦しみます」

 周知のとおり15年オフ、球団は現役続行を希望する由伸監督を無理やり口説いて監督に就任させた。いまだにその負い目があるという。しかし、それを考慮しても「プロの監督としての資格なし」と断じるのは、球界のご意見番で野球解説者の江本孟紀氏だ。

「監督業には、いろんな要素が必要になります。野球をよく知っていること、野球に対する情熱、あるいはチームを強くして名監督になるんだという野心。そういうものが高橋からは見えてこない。『うまくいけばいいけど、ダメでもしょうがない』となぁなぁでやっているから、同じ失敗を繰り返してしまう。

「広島3連覇も「迷将続投」阪神・巨人の「ホンマでっか!?」(1)情熱や野心が見えてこない」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 10/11号巨人プロ野球阪神金本知憲スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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