サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「穴はハーレムラインの変わり身」 (1/2ページ)

アサ芸プラス

サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「穴はハーレムラインの変わり身」

 先のスプリンターズSがその序章だとすれば、今週のメイン、秋華賞が本格的なGIシーズンの開幕となる。女心と秋の空──とは何事も移ろいやすく不確かである例えだが、このGIで絶対視されている桜花賞、オークスの2冠馬アーモンドアイに疑いの目を向けるのは、ほぼ無意味ではなかろうか。

 競馬をなりわいにして四十数年になるが、これほどまでに注文をつけることがなく、完璧と言えるような牝馬に巡り合ったことは初めてと言っていい。

 あらゆることは相対的だから、これまでの名牝、女傑が現役であったなら、という比較は許されていい。しかし実際に顔を合わせるのは不可能なのだから、これまた「あの馬のほうが強かった」と言うのもバカげている。いやはや、本当に強い。なので穴党の当欄としても、重箱の隅を楊枝でほじくるマネはできない。そもそも徒労である。

 確かに、どんなに強くて力量に大きな開きがあったとしても、肝心の仕上がり状態に問題があるのなら、つけいる隙は大いにある。だが、オークス以来5カ月ぶりの実戦とはいえ、その前走後、放牧でリフレッシュ。そのうえでここを目標に逆算されて体調を整えてきた。乗り込み量は実に豊富で、ここ1カ月ほどの稽古の動きは、まず、言うことなし。1週前の追い切りも抜群で、総仕上げになんら抜かりはない。

 バランスの取れた好馬体で、滑らかでいて躍動感たっぷりな走り。サラブレッドとして、とにかく非の打ちどころがない、マレなる一頭と言っていい。

 競馬は“生き物”ゆえ、不利を被るなどレース中のアクシデントもないとは言えず、「絶対」とは言い切れないが、しかしここは素直に「2着探し」の一戦と見るべきではなかろうか。

 02年に馬単が導入されてから、これまでの16年間、その馬単での万馬券は1回(馬連1回)のみ。この間、ファインモーション、スティルインラブ、スイープトウショウ、ダイワスカーレット、ジェンティルドンナなど、勝ち馬は、その後の活躍も目覚ましい。であれば、ますます不動の存在に見えてくるではないか。

 では2着候補、その筆頭とすべきは、どの馬か。

「サンスポ水戸正晴の「絶対万券」論「穴はハーレムラインの変わり身」」のページです。デイリーニュースオンラインは、週刊アサヒ芸能 2018年 10/18号ハーレムラインアーモンドアイ水戸正晴競馬スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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