「とにかく飛び込めばいい」岡田将生さんが落語に挑戦して感じたこと #昭和元禄落語心中 (2/10ページ)

学生の窓口

ーーそんなにハマってるんですか!?

落語を稽古していると、だんだん欲が出てくるというか、自分がどうしてもやりたいと思う噺が出てきてしまって。助六や与太郎が本当にみんなを笑わせるネタをやるので、それを袖で見ているうちに「僕もちょっとは笑わせたいな」と思うようになってきたんです(笑)。

それで、僕が演じる八雲がやるネタじゃないネタを……全然覚える必要ないのに、助六の噺のネタなんかをちょっとテキストを見て一緒に練習したりしてました。「こんなの覚えてる時間なんてないのに! もっと違うの覚えなきゃいけないのに!」と思いながら(笑)。そんな気持ちになる中で、「自分にあった落語を見つけていく作業はすごく大変なんだな、たぶん自分自身との闘いでもあるんだな」ということをなんとなく感じたりもしました。

ーー落語は撮影前にかなり練習されたそうですが、同じく落語に初挑戦された山崎さんや竜星さんと励ましあったりされたんですか?

撮影前にはほとんど会う機会がなかったんです。だから顔合わせのときに、初めてみんながどういう感じで稽古をしているのかを知って。2人とも忙しいから「そんなにできてないんです」と言ってはいるものの、全然できてるっていう……(笑)。

ーー学生時代「テスト勉強全然やってない」って言いながらいい成績とる人みたいな……。

そうそう(笑)。「(落語を)何個覚えた?」って聞いて「2個覚えたよ」って言われたら「もっと頑張んなきゃ」とか勝手に意識してみたり。でも、心強い部分もあるんですけど、結局落語は自分次第なので、どちらかというと「落語は大変」という気持ちを共有できたことがうれしかったです。

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