トランプの「2020年再選の可能性」を知った金正恩は再び“反米”モード!? (1/2ページ)

週刊実話

トランプの「2020年再選の可能性」を知った金正恩は再び“反米”モード!?

 アメリカで4年ごとの大統領選のちょうど“中間”に実施される中間選挙は、大統領の「信任投票」といわれる。その中間選挙は大方の予想通り、民主党は下院で2010年以来8年ぶりに過半数を獲得し、上院では共和党が議席数を増して過半数を維持した。

 「今回の選挙は史上最悪と言えます。本来議会は国政を討論すべき場所ですが、民主党は上下院で過半数を取ろうと政治政策はそっちのけでトランプ大統領の人身攻撃に終始しました。引退した大統領が、現職大統領を公開場面で批判することは、米国の有史以来一度もありませんでした。今回、前大統領のオバマ氏は、政策を批判するのではなくトランプの人格を批判したのです。そして呆れたことにオバマ氏は、トランプの経済政策の成功を自分の功績と言ってのけ、ベンガジ事件(12年米リビア大使が殺害された事件)は、オバマとヒラリーの失策を図るための陰謀だったと言って、世間のヒンシュクを買ったのです。完全にオウンゴールをやっちゃったわけです」(在米日本人ジャーナリスト)

 なぜオウンゴールか。中間選挙前の民主党のトランプ攻撃は成功していた。ロシア癒着はいくら調査しても証拠がないので、トランプがポルノ女優に口止め料を払ったと宣伝し成功しているし、次策はワシントン・ポストの腕っこき記者ボブ・ウッドワードの暴露本『Fear』の出版で、トランプのホワイトハウス内部の混乱ぶりを世間に知らしめた。《トランプは政治を知らない、小学校5年生の知識程度しかない》などと、超有名な記者が書いたのだ。

 ウッドワード本の出版に続いてニューヨーク・タイムスがホワイトハウスの高級幹部の匿名投書を発表した。これはウッドワードの本より大きな打撃を与えた。

 記事の内容より、ホワイトハウス内部にモグラ(民主党側の二重スパイ)が存在しているということになり、モグラは誰かとホワイトハウスは疑心暗鬼にとらわれ、機密討論も会議もできなくなったのだ。

 こうしてトランプ大統領に対しての逆風は勢いを増した。高官の相次ぐ辞任や女性、マイノリティーを侮蔑すると受け取られる放言やウソの数々、元ポルノ女優に不倫の口止め料を支払った疑惑や脱税疑惑などのスキャンダルだらけの大統領という風説の流布に成功したのだ。

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