囲碁の常識破った?老舗が作る「カラー碁石」 ピンクと緑の2色セット、プロ棋士も注目 (1/2ページ)

Jタウンネット

ピンクと緑の碁石(黒木碁石店公式サイト
ピンクと緑の碁石(黒木碁石店公式サイト

ピンクと緑の碁石(黒木碁石店公式サイトより)

碁石といえば、黒と白と決まっているはずだが、上の写真のようなピンク(桜色)とライトグリーン(若草色)の碁石が販売され、話題となっている。販売したのは、「はまぐり碁石」の産地である宮崎県日向市の老舗「黒木碁石店」だ。

いったいどんな目的で開発されたのだろうか? Jタウンネット編集部は、2018年12月11日、黒木碁石店に電話取材した。

「おしゃれで、持ち運びに便利で、プレゼントにもいい」 カラー碁石「さくらご」(黒木碁石店公式サイトより)
カラー碁石「さくらご」(黒木碁石店公式サイトより)

電話で答えてくれたのは、黒木碁石店の黒木宏二代表だった。

「一口に碁石といっても、ガラス製やプラスチック製などさまざまですが、はまぐり碁石は高級品とされています。なかでも宮崎県日向市のはまぐり碁石は最高級品として、囲碁ファンにはよく知られた存在です。原材料のはまぐりこそ、現在メキシコ産のものに切り替えていますが、碁石を製作する技術は健在で、最高級品の碁石を生産し続けています」と黒木代表は語る。高級路線を進んでいた黒木碁石店が、なぜカラー碁石を作ることになったのだろうか。

「高級品のはまぐり碁石を作る際に、その規格から外れたものが出てくる。その規格外のはまぐり碁石を有効活用する方法はないか? そう考えていたところ、カラー塗装してみてはどうか、という発想がひらめきました。初心者指導などに使う9路盤(81目)の布とセットで値段も安く設定して、通販ページで試しに5セットだけ売ってみたのです。結果は、すぐに完売でした」

女性の囲碁愛好家たちの反応が速かったという。おしゃれで、持ち運びに便利で、プレゼントにもいいと、好評だった。

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