「徒然草」に登場するフリーダム和尚がとある僧侶につけたあだ名「しろうるり」とは? (1/4ページ)

Japaaan

「徒然草」に登場するフリーダム和尚がとある僧侶につけたあだ名「しろうるり」とは?

世の中、人やモノにあだ名をつけて呼ぶことがありますが、あだ名が本名以上にしっくり来たり、インパクトが強かったりなんて事もしばしば。

しかし、あだ名をつけるにもセンスが要るもので、ただ目立つ特徴だけでは能がないばかりか、あだ名によっては単なる悪口にもなりかねません。

今回は「日本三大随筆」の一つとして有名な『徒然草』から、とある「あだ名」について紹介したいと思います。

主人公・盛親僧都のプロフィール

時は鎌倉時代の末期、京都は仁和寺・真乗院(にんなじ しんじょういん)に、盛親僧都(じょうしん そうず)という和尚様がいました。

高い徳と学識を備えているだけでも凄いのに、イケメンで力持ち、書道の達人で弁論の才能にも秀でているという完璧超人ぶり。

【原文】この僧都はみめよく、力強く、大食にて、能書(のうじょ)、学匠(がくしょう)、弁舌人に勝(すぐ)れて……

当然のごとく「宗の法灯(しゅうのほうとう。信仰のリーダー的存在)」として尊敬を集めていたのですが、いささか奇行というか「KY(空気を読まない)」なところがありました。

この盛親、大飯喰らいで芋頭(いもがしら。里芋)が大好き……なだけならいいのですが、大鉢に山盛りの芋頭を所構わずムシャムシャゴリゴリ、それこそ談義の坐(授業の最中)にあっても、教鞭をとりながら喰っていたという変人ぶり。

「「徒然草」に登場するフリーダム和尚がとある僧侶につけたあだ名「しろうるり」とは?」のページです。デイリーニュースオンラインは、盛親僧都徒然草吉田兼好しろうるり鎌倉時代カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧