巨人&11球団「プロ野球新戦力」格付けリスト (2/4ページ)

日刊大衆

オールスター戦の出場経験もあり、実績は申し分ない。「150キロを超える速球に、変化球も豊富。しかも奪三振率が高く、まさに抑えにピッタリ。巨人の低迷は、リリーフ陣の崩壊のせいでもありましたから、クックが守護神として実力を発揮できるなら、巨人の独走もありえますよ」(前同)

 しかし、クックには懸念材料もある。「2016年にトミー・ジョン手術を受けて以降、まだ全盛期の力が戻っていないのは事実。日本の野球に適応できるか以前に、そこが心配ですね」(同) 長嶋監督以来の伝統でもある“勝利の方程式”の完成が、今季の巨人のポイントとなりそうだ。

■阪神タイガースや中日ドラゴンズは?

 派手な補強を行った巨人に対し、目立たないが充実度の高い補強ができたと評判なのが、昨年は最下位に沈んだ阪神だ。「阪神はFAで西勇輝、さらには昨季、中日で13勝を挙げたガルシアと、エース級の投手を獲得。今季から日本人選手扱いとなるメッセンジャーに加え、計算できる先発が一気に2枚も増えたのは非常に大きい」(球界関係者)

 地味だが期待できる。そんな阪神の補強を象徴するかのように、今年から選手よりも人気者だった金本前監督に替わり、矢野燿大新監督が指揮を執る。昨年、矢野監督は2軍を率いて、8年ぶりとなるウエスタンリーグ優勝を達成。日本一にも輝き、その手腕が高く評価されていた。「矢野監督の采配は、ひと言で言うなら“のびのび野球”。2軍時代は基本、ノーサインで、選手に自信をつけさせました。個性を伸ばす矢野監督の育成法で、不振が続いている藤浪晋太郎投手も復活するのでは……と、期待が寄せられています」(スポーツ紙記者)

 新指揮官といえば、中日も与田剛監督が新たに就任。しかし、その存在がかすむほど中日の話題を独占しているのが、ドラ1超大物ルーキー・根尾昂だ。「各メディアは自主トレの段階から根尾に群がり、連日、大きく報道。当然、球団は昨年の松坂大輔並みの経済効果を期待しているとか」(前出の球界関係者)

 根尾は合同自主トレで、すでにモノの違いを見せつけた。長距離走では他の新人選手を置き去りにし、打撃練習では鋭い当たりを連発。視察した首脳陣が改めて、その才能に舌を巻くほどだった。

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