「ボヘミアン・ラプソディ」、国内興収100億超でも上がる“不満の声”とは? (1/2ページ)

アサ芸プラス

「ボヘミアン・ラプソディ」、国内興収100億超でも上がる“不満の声”とは?

 伝説のロックバンドであるクイーンのリード・ボーカル、フレディ・マーキュリーの生涯を描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」が、1月23日までの国内興行収入100億円突破が報じられた。その後も映画のサントラや、クイーンの楽曲のCDが、かなりの売れ行きとなっているようだ。

 しかし、この映画の特徴はリピーターが多いこと。数字そのままに多くの人たちに高評価されているわけではないのではないか、と映画関係者が言う。

「1月6日に発表されたアカデミー賞の前哨戦ともいわれるゴールデン・グローブ賞において、作品賞と主演男優賞に輝くなど大変な栄誉を受けている印象が目立ち、興収的にも日本始め世界中での大ヒットとなったのはその通りです。しかし、クイーンの母国イギリスでは、もちろん大ヒットしているのですが、人間としてのフレディを描けていないという批判的な意見も多い。日本では好意的な報道の影響もあり、ブームになっているうえ、何度も映画館に足を運びフレディの扮装をして映画館に来るリピーターもいるなど、コアな層が人気を後押し。最後に代表曲がこれでもかと流れるだけに、見終わった後の高揚感はすごいものがある。しかし、『よく考えてみるとそれほど中身はなかったんじゃないか』と後になって湧き上がってきた“不満の声”も少なくないんですよ」

 それは、〈映画のラスト、ライブ・エイドでのパフォーマンスは、本物を凌ぐほどに素晴らしく迫力があったことを認めるが、映画のストーリー的には今いち……〉という意見に集約されるようだ。具体的には、<感動シーンを音楽で無理矢理引っ張ってる感じが否めない><そもそもフレディが似ていない。歯が出すぎている><歌の力には感激しました。でも、それ以外のストーリーは、ただの自堕落な男の一生みたいで><日本は世界に先駆けてクイーンを支持したのに、それが描かれていないのはどういうことか!?>といったものから、ロックスターの栄光を差し引くように、同性好きとしての孤独を濃厚に描きすぎているといった意見などなど。もっとも、フレディ役をはじめ、俳優陣は本人によく似ているという評判も高いし、演出についてもやや「ないものねだりな批判」の感はぬぐえない。それだけグループに思い入れの強いファンが多いということかもしれないが…。

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