山田ルイ53世「世の中が一発屋芸人をディスる理由は?」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕 (1/3ページ)
今回、私が会いに行ったのは「ルネッサ~ンス!」でおなじみのお笑いコンビ・髭男爵の山田ルイ53世さんです。お会いするのは、これが初めて。でも、私は昨年、山田さんが出版された『一発屋芸人列伝』(新潮社)を読ませていただいて、ものすごく感動したんですね。実際は、どんなお方なのかしら。緊張しつつ、対談させてもらいました。
ゆま「初めまして!お会いしたかったんです」
山田「ありがとうございます。まあ、お会いできなかったのは、僕が売れていないからだと思います」
ゆま「いやいやいや(笑)」
山田「それにしても(本誌を手に取りながら)、最近の週刊大衆さんは表紙がドギツイねえ~」
ゆま「すみません(笑)」
山田「いや、いいんですよ。中身は素晴らしいと思います。特に、このゆまさんの連載。志村けんさんも出演されていて、スゴイと思います。連載は何年ぐらい続けているんですか?」
ゆま「えっと、かれこれ10年ぐらいになります」
山田「おお、すごい! 10年も続く連載なんて、なかなかないよね」
ゆま「ありがとうございます。山田さんは芸歴は何年になるんですか?」
山田「1999年デビューだから、もう20年ぐらいになるね~。ただ、僕の20年なんて本当に大したこともできず、スカスカですよ。芸人として、順調にキャリアを積んできたわけではないからね」
ゆま「そこまで謙遜にされなくても……」
山田「まあ、苦渋と不本意なことでパンパンではありますけどね(笑)」
ゆま「アハハ。こういう自虐的なお話をされるのが、山田さんって感じで、なんだかホッとします。芸人になろうと思われたキッカケは何だったんですか」
山田「キッカケかぁ。そもそも、僕は中学2年から6年間“引きこもり”だったんです」
ゆま「6年間も? ということは……」
山田「20歳のときに、ようやく大検を受けて大学に入学したんです。