星稜高の監督、習志野高の「サイン盗み」を主張も高野連は黙殺 抗議について処分も示唆し批判殺到 (1/2ページ)

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星稜高の監督、習志野高の「サイン盗み」を主張も高野連は黙殺 抗議について処分も示唆し批判殺到

 横浜高校の「握手拒否」問題で、高校野球ファンが球児にバッシングを浴びせている最中の28日、今度は習志野高校のあるプレーを巡り、星稜高校・習志野高校・高野連に批判が殺到している。

 甲子園ではこの日2回戦が行われ、第3試合で習志野高校(千葉)と星稜高校(石川)が対戦。1回戦で強豪・履正社高校を相手に17奪三振と好投した星稜・奥川恭伸投手のピッチングに注目が集まっていた。

 試合は星稜が先制するも、4回に習志野が同点に追いつくが、その際、星稜の捕手が「セカンドランナーがサインを盗んでいる」と審判にアピールする場面があった。さらに、同じイニングで星稜・林監督からも抗議が入り、審判団は直ちに集まり対応を協議することになる。

 結局、試合はセカンドランナーへの警告のみで進み、調子を崩した奥川はこの回1失点。その後、好投するも終盤に失点を許し、ホームランを打たれるなどして敗退した。

 この敗戦に激昂したのが、星稜・林監督。習志野・小林徹監督の部屋を訪れると、サイン盗みの件について、「フェアじゃない」と猛抗議したのだ。その剣幕は凄まじいものだったようで、「証拠はある。映像をここで見せてもいい」と収まらず、最終的に関係者が引き離したそうである。

 これを受けた高野連は、審判副委員長と審判幹事が試合後に会見。4回にアピールを受けて審判4人が協議した内容について、「サイン盗みがあったと判断するに至らなかった。走者に紛らわしい仕草をするなと伝えた」などと話し、「サイン盗みはなかった」との見方を示す。また、林監督が試合前から「習志野高校がサイン盗みをしていると審判に伝えた」と話していることについても、明確に否定した。

 今後、この件について検証する可能性は「現段階ではない」とのこと。そして、林監督については、高野連の竹中雅彦事務局長が「監督が試合後抗議するのは前代未聞」として、林監督に対し処分を行う可能性も示唆したという。一方、林監督は「1回戦の日章学園戦からやっていた」「ビデオに証拠を取ってある。誰が見てもわかる」「対策によるサインミスでパスボールに繋がった。フェアじゃない」と話し、憤りを見せている。

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