10年間共に過ごした飼い主が亡くなってしまった。悲しみに暮れ、一度生きることを放棄した犬の物語(アメリカ) (1/5ページ)

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10年間共に過ごした飼い主が亡くなってしまった。悲しみに暮れ、一度生きることを放棄した犬の物語(アメリカ)
10年間共に過ごした飼い主が亡くなってしまった。悲しみに暮れ、一度生きることを放棄した犬の物語(アメリカ)

Chalabala/iStock

 犬や猫、その他ペットを飼っている人ならば、そのペットが虹の橋へ向かうその日までお世話をしたい。少なくとも、自分を看取ってもらうつもりでペットを飼い始める人というのはそうそういないだろう。

 だが、人生には不測の事態というのがつきものだ。急な病気や交通事故など、ペットより先に飼い主の方が虹の橋へ向かう羽目になってしまう事例だって、世の中にはある。

 ゴールデンレトリバーのミックス犬であるリオも、そうした何かの事情で飼い主を亡くしてしまった。そして、すぐに犬を引き取れる人もいなかったことから、デトロイトの公営シェルターに連れて来られたのだ。

 しかし、10年間を共に暮らした飼い主を亡くしたリオの悲しみは、非常に深かった。エサも食べず生きることを放棄してしまうぐらいに。

 この物語は、「デトロイトで一番悲しんでいる犬」と言われたリオが、再び生きる希望をみつけだすまでを記録したものである。
・生きることを放棄した犬

 シェルターに連れて来られたリオは、明らかに心を閉ざしていった。

 最愛の飼い主を失った悲しみに加え、見知らぬ場所での生活や、共に暮らすたくさんの犬たちといったストレスが重なっていたのだから、無理もない。リオはエサを食べようとせず、スタッフの働きかけにも反応せず、目を見ようともしなかった。



 その様子に気づいたスタッフは、リオを犬舎から出し、スタッフの働くオフィスで過ごさせた。
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