激しい雨の中、ずぶぬれになりながら見知らぬ葬列車に敬礼を捧げるひとりの兵士の姿(アメリカ) (3/4ページ)

カラパイア



 この兵士は、テネシー陸軍国家警備隊に所属するシニア陸軍顧問のジャック・アスリー大佐だった。

 その後、エリンさんアスリー大佐は初対面の運びとなり、アスリー大佐は次のように語った。



Photo of soldier who saluted funeral procession goes viral


私は物心ついた時から、両親に「他人には敬意を払うべきだ」と教えられて育ってきました。そしてまた、私が育ってきた故郷の環境も、私を正しくあるべき姿にしてくれたといえるでしょう。

あの日、あのような悪天候の中で身内を送り出さねばならない遺族の悲痛な心情を思い、自分が少しでも彼らにリスペクトを払うことで、きっと彼らも救われてくれるのではと思ったのです。

毎日、私たちは他人を思いやりリスペクトする機会を与えられています。もし、私たちが普段の生活の中でほんの少し歩調を緩めれば、見知らぬ人へ手を差し伸べることもできるのです。


・やさしさも連鎖する

 エリンさんの投稿により多くの賞賛の声を得たことについては、アスリー大佐は「私の行為が、ここまでの反響を呼び話題になったことはただ驚きで、恐縮しかありません。」と謙遜した。

 アスリー大佐の行為や言葉から、普段忘れかけていた大切な何かを再び思い出させてくれたと感じた人は多いだろう。

 優しさも必ず連鎖する。どんな小さなことでもいい。今度は我々が「Random Act of Kindness(ランダム アクト オブ カインドネス)」をつむぐ番だ。日本語で言うところの恩送りだ。
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