#へんてこアート入門『女・おんな・オンナ~浮世絵にみる女のくらし』編 (3/4ページ)

学生の窓口

あえてあらかじめ知っておくといいことを挙げるとすれば、浮世絵は大きく「肉筆」と「版画」に分けられるということですね。

今回の会場に展示されている掛け軸の浮世絵は肉筆で、額に入っているのは版画です。そのことを事前に知っておけば、版画の細い線や細かな模様が描いたものではなく、彫ったものだとわかって楽しめます。また、版画を作るための下絵、彫り、摺(す)りの技術の素晴らしさも実感しやすいと思います。

――なるほど。実際に会場で肉筆と版画がどう違うのか見比べてみると面白そうですね。
最後に今後の展望を教えてください。

清水さん 当館は2021年に開館40周年を迎え、建物も建築家・白井晟一の設計ということで注目を集めています。この特徴ある建物と共に、写真、版画、彫刻、工芸品などの所蔵品を、みなさまにご紹介していきたいと館員一同考えております。

――ありがとうございました。

『女・おんな・オンナ~浮世絵にみる女のくらし』は、江戸時代の浮世絵や実際に使われていた道具を通して、当時の生活模様の一端を知ることができる展覧会です。たしかに、江戸時代の女性たちがどんな毎日を送っていたのかは気になりますね。

自分たちの生活とどう違うのか比べてみるとより楽しめるでしょう。会期は5月26日までなので、興味のある人はぜひお早めに!

●『女・おんな・オンナ~浮世絵にみる女のくらし』
会場:渋谷区立松濤美術館
会期:2019年4月6日(土)~5月26日(日)
入場料:一般1,000(800)円、大学生800(640)円、高校生・60歳以上500(400)円、小・中学生100(80)円
※( )内は団体10名以上および渋谷区民の入館料
※土・日曜日、祝休日は小・中学生無料
※毎週金曜日は渋谷区民無料
※障害者および付き添いの方1名は無料
※18歳未満の方(高校生を含む)がご覧になれない作品が一部含まれます。

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