「元カレのせいで大学に通うのがつらい…」キャンパスハラスメントを乗り越えるために #大学1年生の転び方 (2/6ページ)

学生の窓口

逆上がりができない人や自転車に乗れない人がいるのと同じで、恋愛だって、自分が苦手だと感じるなら苦手なままでいいし、それでも人生は案外スムーズに進んでいくものです。

しかし、そうは言っても、世の大学1年生を見れば、受験勉強から開放された勢いで恋愛にドハマりする人がけっこういるわけです。とくに中高で勉強ひとすじに打ち込んできた人は、恋愛に過剰な期待を寄せたり、実態とはかけ離れた先入観を持っていたりしがち。頭でっかちで独善的な恋愛観は、見ていてハラハラさせられます。

今回のお便りは、まさにそのような恋愛観の被害者となってしまった方からのものです。かなりヘビーですが、まずはご一読ください。

1年生だったころの4月、まだ入学してすぐのことでした。同じ学部の男の子に告白されました。はじめ断っていたのですが、度重なる告白に根気負けしてお付き合いを始めました。
しかし、彼はなかなか癖の強い性格で、自分の気に入らないことがあるとすぐに怒るし、ときには私が暴言や暴力を受けることも。別れようとしても電話やLINEでしつこく連絡してきて、私は大学に行くことさえ嫌になっていました。
その後どうにかお別れをしたものの、学校では彼が私の噂や陰口を流しており、ますます学校に行きたくなくなりました。
2年生になった今、大学には通っていますが、未だに人と関わるのが怖く、学部には友人もいないです。あと2年もこんな学生生活を送ることを考えるとどうしても憂鬱になってしまいます。もう割り切って過ごすしかないのでしょうか。
(女性/大学2年生/20歳)


入学してすぐは、恋愛しないほうがいい

これは本当に気の毒なケースですが、実はよくあるケースです。入学後、早々に恋人を作ったことで、周囲の人間関係から切り離されてしまう(積極的に切り離しを行いふたりだけの世界に引きこもるカップルもいます)。

もちろん、好きな人と作り上げる狭く濃くの人間関係も悪くはありませんが、万が一お別れをして独りに戻ったときには、もう自分の行くところなんてないんじゃないかと感じてしまう危険性がある。本当は、恋愛もしつつ、知人友人との交友関係も保てればよいのですが、そんなに器用な人ばかりではありません。

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