中3女子が同級生を滅多刺し 凶器のナイフはなぜ落ちていた?【背筋も凍る!女の事件簿】 (1/2ページ)

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中3女子が同級生を滅多刺し 凶器のナイフはなぜ落ちていた?【背筋も凍る!女の事件簿】

 今から40年前の1979年、北海道の小さな町で中学三年生の女子が同じクラスメートの女子を刃物で刺し殺す事件が発生した。事件が発生したのはゴールデンウィーク前の4月28日、北海道苫前郡(とままえぐん)にある某中学校の休み時間においてだ。

 クラスの中で明るい生徒として知られるA子(14歳)は1時間目が終わってすぐの休憩中、同じクラスのB子を教室から廊下に呼び出した。このクラスでは、4月の頭からA子が所属しているグループ内で「B子がA子の友人であるC子をいじめている」と話題になっており、A子がいじめの事実を確認するため、B子を直接問い詰めることにしたのだ。

 A子は人気のない体育館の備品倉庫で、B子は「なぜ貴女はC子の悪口ばかり言うのか。C子泣いているよ」と問い詰めた。するとB子さんは「悪口なんか言ってない」と叫び、A子の右頬をぶった。「やったわね!!」二人は殴り合いの喧嘩を始めてしまった。A子から振った喧嘩ではあったものの、B子は思いのほか喧嘩が強く、倉庫の床に倒れこんでしまった。倒れたA子がふと床を見ると、なんとそこには果物ナイフが落ちていた。

 カッとなったA子は夢中でB子を、落ちていた果物ナイフを手に持ち、胸を中心に滅多刺しにしてしまったという。

 「……とんでもないことをしてしまった」

 血まみれになりながら苦しむB子を見て、A子は激しい後悔の念にかられたが「これは現実ではない」と自分に言い聞かせ、一旦自分の教室へ戻ることにした。

 A子の制服はB子を刺した返り血で真っ赤になっており、これでは教室に戻れないことから、A子は所属していたバレーボール部の部室に行き、体操着に着替え、凶器となった果物ナイフを自分のロッカーの中に隠した。

 A子がB子を刺してから着替えるまで、わずか10分間の出来事だった。

 2時間目の授業が始まる、B子の姿がないことがクラスの中で問題になっていた。体操着姿のA子は最初、何食わぬ顔をして授業を受けていたが、お昼休み後、倉庫からB子の死体が見つかり、警察がやって来たあたりから顔を真っ青にし、ブルブルと震え出した。A子の様子を怪しんだ担任が事情を聞いたところ、A子がナイフでB子を殺してしまったことを自白したという。

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