ピンピンコロリ(PPK)を実現するために必要な6つ (1/2ページ)

心に残る家族葬

ピンピンコロリ(PPK)を実現するために必要な6つ

「ピンピンコロリ(PPK)」とは、今まで元気(ピンピン)に行動していた人が突然ほとんど苦しむこともなく、コロッと死ぬことである。お年寄りは寝たきりになって家族や介護の人に世話になり迷惑をかけて死にたくない(ネンネンコロリと言う。別名NNK)との気持ちから多くのお年寄りが望んでいることだと思う。

■平均寿命と健康寿命の差の意味するものとは

平均寿命とは生まれたばかりの0歳児がこれから生きるであろう年数である。これに対し健康寿命とは東北大学の辻一郎博士の定義によると以下の通りだ。

(1) 不健康とは自覚していない
(2) 労働、仕事、社会参加ができる
(3) 日常の基本的な生活行動ができる(起きる、排便、排尿、洗面、食事など)
(4) 買い物、電話、お金の勘定などの生活行動ができる
(5) 移動に差支えがない
(6) 知的・認知機能に障害がない
(7) 病院や施設に入っていない

これら満たし、自立して生活できる年数を健康寿命という。



■平均的な健康寿命は?

内閣府の平成30年版高齢社会白書によれば平成28年の男性の平均寿命は80.98歳で健康寿命は72.14歳と、その差は8.84年となり、女性の平均寿命は87.14歳で、健康寿命は74.79歳とその差は12.35年となる。この平均寿命と健康寿命の差が自立して生活できない期間である。

つまりピンピンコロリを実現するためには平均寿命と健康寿命の差の9年から12年をゼロにすることが必要となるが、実際にピンピンコロリと死ぬ人はごく僅かであろうから、お年寄りはできるだけ健康寿命を延ばす努力をして、平均寿命との差を小さくすればするほど、充実した豊かな人生を送ったことになると言えるだろう。

■健康寿命を延ばすにはどうしたら良いか

人は年を取れば心身ともに衰えていくことは仕方がないが、人によって若く見えたり、老けて見えたり、個人差が極めて大きい。これは遺伝的要素に加えて、後天的に老化を遅らせる努力をしたかしなかったかによると言える。

健康寿命を延ばすには次のようなことを実行すれば効果があると思う。

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