この資格でナンボ稼げる?(30)世界にも愛好者が多い「茶道文化検定」 (1/2ページ)

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 アメリカや欧州各国からの訪日観光客に人気なのが茶道体験。最近は、Jリーグ1部のヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWのダビド・ビジャ選手も茶道を初めて体験し、その奥深さに感銘を受けたそうです。

 そこで今回、ご紹介する検定は「茶道文化検定」。茶道の歴史や文化、茶人、お茶の製法など、幅広い知識が学べる検定です。

 茶道と聞くと、決まりごとばかりでつまらなそう‥‥というイメージを抱く人もいると思いますが、実はそんなことはありません。

 茶道とは、人生哲学や成長マインドを育む「禅」のようなものだと思っていただいて結構です。

 ちなみに私の場合、飲み物としてのお茶は「緑茶より麦茶」派で、もともと茶道にはほとんどなじみはありませんでしたが、今では茶道のマインドに触れることができて心からよかったと思っています。

 少し前置きが長くなりましたが、実際に例題を見てみましょう。

〈問1〉中国の唐の時代、文筆家の陸羽(733年~804年)によって、初めて中国から日本に持ち込まれたとされる茶の知識書は①茶経、②大観茶論、③宣和北苑貢茶録、④茶疏のうちどれ?

〈問2〉「まあ、お茶でもお飲みなさい」という意味の禅語は①清坐一味友、②無事是貴人、③室閑茶味清、④喫茶去のうちどれ?

 この検定の難易度レベルは4級~1級となっており、2級まではマークシート式、1級はそれに記述式の問題が加わります。例題の答えは〈問1〉が①、〈問2〉が④となっています。

 試験開催地は札幌、仙台、東京、名古屋、大阪、福岡など全国主要都市で、私は3級と2級に合格していますが、正直、けっこう難しかったですね。

 前回試験の合格率は2級が44%、1級にいたってはわずか12.5%でした。

 しかし、前述のように、茶道では禅語も学ぶことができるため、私生活やビジネスにおいて役立つことがたくさんあります。

 例えば有名なところだと、「日日是好日」。黒木華さん主演の映画のタイトルとしても有名ですが、この禅語は「ありのままに生きれば毎日は新鮮でよい1日になる」という意味です。

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