水毒症や猛毒タコにも要注意! 夏のヤバイ病気「死なない鉄則」 (2/4ページ)

日刊大衆

これで熱中症の初期症状を起こすケースが多いんです」(前出の渡會院長)

■水分と塩分を補給

 急に大汗をかいたり、ボーッとなったら(4)体を冷やし、水分と塩分を補給する。夏は自分の体の状態に十分注意する必要がある。

 なお、夏は寝ている間に汗をかき血液が水分不足に。それで、血栓ができやすくなり、就寝中の脳梗塞も多くなる。(5)寝る前に白湯を飲む習慣をつけたい。とはいえ、水をガブガブ飲みすぎると逆に体を壊してしまうことがある。

「水を飲みすぎると、体に水が溜まった状態、漢方でいう水毒症になるんです」(前出の平地院長)

 水毒症の症状は手足のむくみや食欲不振、めまい、痰や鼻水となって表れる。冷たい飲料を飲みすぎると胃に負担をかけ、よけい水が溜まりやすくなる。「夏でも基本的に(6)体温より低い飲み物は避けるほうがいいですね」(前同)

 また、高温多湿の夏は胃腸が弱ってくる。「食欲不振や夏バテ防止のために、無理をして焼き肉やウナギを食べる方がいるんですが、これはNG。食欲がないときは消化のいい雑炊などを食べ、食欲が出るのを待つのが胃に優しい養生となります」(同)

 夏は(7)胃に負担をかけない食生活を心がけたい。

■アウトドアに病気のタネが!

 夏になると、キャンプや山歩きなどアウトドアの機会が増えるのだが、自然の中には“病気のタネ”が潜んでいることである。あの富士山への登山も高山病の落とし穴がある。ちなみに、標高2500〜3000メートルになると、40%の人に頭痛や脱力感、立ちくらみなど高山病の症状が出るとされ、最悪の場合、意識混濁などで“登ったきり”になることもある。

「家族でハイキングができるような低い山や森でも命に関わる危険があります」 こう話すのは『うまい雑草、ヤバイ野草』などの著書がある科学ジャーナリストの森昭彦氏だ。スズメバチもその一つで、毎年10人以上が“ハチの一刺し”で死亡している。

「水毒症や猛毒タコにも要注意! 夏のヤバイ病気「死なない鉄則」」のページです。デイリーニュースオンラインは、水分補給厚生労働省お風呂家電カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧