水毒症や猛毒タコにも要注意! 夏のヤバイ病気「死なない鉄則」 (3/4ページ)

日刊大衆

「スズメバチは倒木の下に巣を作ることが多いですが、巣のある倒木を踏んだりすると地雷を踏んだのと同じで、ハチの集中攻撃を受けることになります」(前同)

 対策は、(8)むやみにハイキングコースを外れず、攻撃スイッチとなるきつい整髪剤や香水、黒い服は避けるなどだ。

 草むらなどにも凶悪な害虫が待ち受けていることがある。マダニである。「僕も2回ぐらい噛まれたんですが、痛くも痒くもないかわり、赤茶色に太ったマダニが肌に張りついて離れないんです」(同)

 最悪の場合、マダニについたウイルスのせいで6日から2週間の潜伏期を経て、発熱、嘔吐、下痢、腹痛などの症状を呈する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)になり、最悪の場合、死に至ることもある。実際、厚労省によると、この7年で426人の感染例が確認され、うち66人が死亡している。死亡例はほとんどが50歳以上なので中高齢者は特に注意が必要だ。「マダニを防ぐには、ディートという成分が30%以上入った虫除けスプレーが有効とされています」(同)

 山歩きや自然の中で散策をするときは、(9)常に危険が潜んでいると思い、しっかりと防御対策を立てる。これが、山や森で痛い目に遭わない秘訣だ。

 最近は河原でバーベキューをしたり、田舎の貸し農園で野菜栽培をする人も多い。ここにも、さまざまな落とし穴がある。「今年7月、兵庫県の小学校の調理実習で作ったカレーのジャガイモを食べた児童13人が、腹痛や下痢で病院に運ばれた事件がありました。これはジャガイモの皮に含まれる毒素(ソラニン類)による食中毒でした。小さなジャガイモで皮を剥かなかったことが原因です。植物毒は煮たり、焼いたりしても消えないものが多いんですよ」(前出の森氏)

 また、河原でバーベキューをしているときに下手に枯れ木をくべて、とんでもない目に遭うこともある。「街路樹のキョウチクトウは強い毒性があり、葉っぱなどを口にするのはむろんのこと、生木を燃した煙でも嘔気や嘔吐、倦怠感、下痢、めまいなどの症状が出ます」(前同)

■海や旅行も危険がいっぱい

 海も危険がいっぱいだ。

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