ペットロス。ペットとの別れが悲しいのは自然なこと。その克服法は? (4/6ページ)

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ペットとの生活を良い思い出として受け止め、心身の健康を取り戻し、普通の生活を送れるようになることである。

 中には悲しみが薄らいで、普通の生活をすることに罪悪感を感じる人もいる。だがそのように思う必要はない。飼い主がペットを愛していたように、ペットも飼い主を愛していたのだ。飼い主に元気で健康に暮らしていて欲しいと願っているはずだ。

References:ペットロスを乗り越えよう

・ペットロスを克服するために

 アメリカの精神科医によると、ペットロス体験者が心の痛手から立ち直るには、約10か月間かかるのが平均的だと言う。

 いつか乗り越えられる時が来るまで、決して焦らないことが大切だ。その悲しみや苦しみは一生つづくわけではなく、少しずつ薄らいでいく。

 ペットとの別れや死と遭遇したら、2つの作業が必要だと言われている。1つはペットの別れや死を受け入れること、もう1つは別れや死によって引き起こされる感情や生活の変化とうまくつき合うことだそうだ。

 ペットの寿命は人間の寿命より短かい。ペットロスを経験した人の中には、「ペットは先にいなくなってしまうから嫌だ。二度と飼いたくない」「前に飼ったペットに悪いから、新しいペットは飼わない」と思う人もいる。

 だが共に暮らし、無償の愛情でつながり、そこにできた幸せな思い出はかけがえのないもので、ペットがいたからこそなのだ。その思い出はあなたとペットだけのものであり、唯一無二の尊い宝物となる。

 ペットに無償の愛を注ぐことができるあなただからこそ、あなたの愛情を求めている動物に出会う機会があるはずだ。

 しかるべき時が来たら、新たなペットと共に、新たな思い出を作り上げていくことは、とても自然なことであり、ペットロスを克服することにつながるかもしれない。

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