#へんてこアート入門 ゆるい絵がまったり集まった美術展「日本の素朴絵」 (1/5ページ)

学生の窓口

東京日本橋にある『三井記念美術館』では、「日本の素朴絵 ―ゆるい、かわいい、たのしい美術―」と題する特別展を開催しています(9月1日まで)。

古来より日本では、緩やかなタッチでおおらかに描かれた絵を楽しんできました。現代にも歴史に名を残した絵師の作品でなくても、なんともいえない魅力にあふれた、飾り気のない美術品が伝わっています。この特別展ではそのような「素朴絵」を展示しているのです。

今回は三井記念美術館 学芸部長の清水実さんにお話を伺いました。

素朴絵とは?

――今回の特別展のコンセプトを教えてください。

清水学芸部長 日本美術史の王道を飾るのは、絵画にしろ彫刻にしろ、いわゆるファインアート(大衆芸術と区別した純粋芸術のこと)の名品・優品です。ですが、それらとは対極にある、ゆるく味わいのある表現で描かれた作品もたくさん伝わっています。

そのような「ゆるく味わいのある絵画」を、今回の展覧会の監修者である跡見学園女子大学教授の矢島新氏は「日本の素朴絵」と表現されています。

素朴絵

――なるほど。「素朴絵」というのは、矢島教授の表現なのですね。

清水学芸部長 今回は、各地の美術館や博物館、個人コレクターなどから「日本の素朴絵」の範疇に入ると思われる絵画を集め、展示しています。また、絵画だけではなく、彫刻や工芸品などの立体作品まで、少し枠を広げてご紹介しているのも特徴です。

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