思春期の恋を、大人の恋にアップデートしよう #大学1年生の転び方 (1/4ページ)
ちょっと前まであんなに暑かったのに、気づけばなんだか涼しい風が。ああ、どうすることもできぬまま夏が終わっていく。この「終わっていく感」の加速度が切なすぎて、なんというかもう「今年も終わりだ(泣)」という気持ちにさせられますね(みなさん、よいお年を)。
……と、このように、ひとは終わりを予感すると、たいへん切ない気持ちになります。しかし、その切なさには、なんとも言えぬエモさが含まれている。
今回のお便りもまた、切なくて、エモい。夏の終わりにぴったりです。それではさっそく拝見しましょう。
エモい。エモすぎる。わたしは思わずぎゃー!と叫んで床を転がりましたよ。これぞ青春。これぞ大学1年生。優勝です。
同じ学校に通う人と両思いな上に、大学合格という共通の目標に向かって一緒にがんばれるなんて素敵じゃないですか。ときどきは、勉強時間が減ってしまう後ろめたさを感じながら短いデートを楽しんだりもしてきたわけですよね。
死ぬほどうらやましいぜ(そもそもモテない上に中学・高校と女子校で出会いがなかった女の個人的意見です)。
しかし、楽しい時間はそう長くは続かないもの。このカップルも、別の大学に進学することになり、一緒にいられる時間はずいぶん減ったものと思われます。
それぞれの生活というものがある以上、いろいろなことをリアルタイムで共有することがどんどん難しくなっていく。ときには、相手の生活スタイルや交友関係に嫉妬することもあるでしょう。
そんな中、せまり来る「終わりの予感」を胸にこのお便りを下さったのでは、と思うと……もう本当にエモいです。心からありがとうございます。