全身麻痺の男性が、脳波で動かす外骨格ロボットスーツで再び歩く(フランス研究) (2/3ページ)

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 ティボーさんは頸椎に損傷を負い、そのせいでまったく足を動かせなくなった。腕や左手首なら多少は動くため、それで車椅子をどうにか操作している。

 そんなティボーさんが脳波でロボットスーツを操作できるようにするために、研究グループは頭皮と脳の間にセンサーをふたつ移植した。このセンサーは動きと感覚をつかさどる「感覚運動皮質」の活動を記録する。

 ちなみに、従来の脳に直接チップとセンサーを移植するタイプとは違って、センサーを脳に直接埋め込むわけではない、”半”侵襲的なところがポイントだ。

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Juliette Treilletさん(@juliette_treillet)がシェアした投稿 - 2019年10月月6日午前2時39分PDT



・ゲームを通じてアルゴリズムを訓練

 次のステップは、センサーによって記録された脳波を解釈し、それを動きに変換するアルゴリズムを訓練することだ。

 これはゲームのプレイを通じて行われた。テレビゲームのブロック崩しに登場するパドルのようなもので、落ちてくるボールをキャッチするのだ。
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