東大生の親の9割が実践 子どもの能力が伸びる接し方 (1/2ページ)

新刊JP

東大生の親の9割が実践 子どもの能力が伸びる接し方
東大生の親の9割が実践 子どもの能力が伸びる接し方

我が子にいい人生を歩んでほしいという思いはどんな親にも共通するもの。
だからこそ、子育ての方法は悩み多き問題だが、親としてはつい「なんだかんだ学歴社会だし、大学は出た方が有利。となると勉強をがんばらせないと…」という思考になりがちかもしれない。

ただ、だからといって子どもに「勉強しなさい」と強いるのは逆効果。そう話すのは、『子どもに勉強は教えるな-東大合格者数日本一 開成の校長先生が教える教育』(中央公論新社刊)の著者で、開成中学・高校の校長である柳沢幸雄さんだ。
柳沢さんはさらに、子どもに勉強を強いることだけでなく、親が子どもに勉強を教えることも、子どものやる気の芽を摘んでしまう行為だと警鐘を鳴らしている。

■親が本当にやるべきことは

勉強にしても、スポーツや芸術、その他のことにしても、結局は子ども自身が意欲を持って自発的に取り組まなければ、能力は伸びていかない。ならば、親が本当にやるべきことは、子どもに勉強(または他のこと)を強いることではないはずだ。

親ができることは、子どもをよく観察し、その子が好きなこと、得意なことを見つけてやり、それをほめて伸ばすこと、自信をつけさせることです。(P5より引用)

柳沢さんは本書でこう述べている。これは多くの親が納得できる意見だろう。それでは、具体的にどう子どもに接すればいいのか?

■東大生の9割が「親に〇〇してもらった」

ある教育雑誌が東大生184人を対象に行ったアンケートでは、回答者の90.7%が「親は自分の話をよく聞いてくれた」と答え、82%が「よくほめてもらった」と答えた。一方で「勉強しなさい」と言われていた子は全体の4割以下だったという。

ここで注目すべきは「親は自分の話をよく聞いてくれた」という回答だ。柳沢さんによると、親が話を聞くことで、子どもは自分の話が通じたとうれしくなり、安心して自信を持つと同時にもっと上手に話そうとするという。

誰かに何かを伝えるということは、脳をフル回転させる作業だ。

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