Mr.マリック「『週刊大衆』は寝るときに本当に役立つんです」麻美ゆまのあなたに会いたい!〔前編〕 (2/3ページ)
ところで、この雑誌は『週刊大衆』なんですよね」
ゆま「はい! 健全な男性のための週刊誌です」
マリック「僕は若い頃、『週刊大衆』に大変お世話になったんですよ」
ゆま「え?(笑)」
マリック「あれはね、寝るときに本当に役立つんです」
ゆま「グラビアも多いからですか?」
マリック「それもありますけど、僕が20歳ぐらいの頃ですね。お金がなくて喫茶店の2階を借りて寝泊まりしていたんです。でも、布団がないからとにかく寒い。そんなとき、路上に週刊大衆が大量に捨ててあってね。それを持ってきて、一冊ずつ開いてガムテープでくっつけていったんです」
ゆま「アハハ。まさか、掛布団代わりに!?」
マリック「ええ。新聞紙と違って週刊誌は厚みもあるので皺くちゃにならないし、温かい。しかも、グラビアを見ながら眠れますからね。週刊大衆のおかげで、冬を乗り切れましたよ」
ゆま「アハハ。まさか、この週刊誌がそんなふうに役立っていたとは」
マリック「ありがとうございます」
■女の子は夢よりも恋愛に夢中になる
ゆま「マリックさんはその頃から、マジックをされていたんですか?」
マリック「はい。マジックとの出合いは中学2年のときでした。転校生がやって来て、たまたま空いていた僕の隣の席に座ったんです。この転校生がマジックの天才でね。テレビにも出たことがあったんです」
ゆま「じゃあ、その転校生がいなかったら……」
マリック「そう。本当に人生って運命的ですよね。僕は彼のことを本当に尊敬して、隣の席なのをいいことに、毎日のようにマジックを教えてもらいました。今でも思いますよ。あのとき、僕の隣の席が空いていなかったら、マジシャンになっていなかっただろうなと……」
ゆま「中学生のときには、すでにマジックに夢中だったんですね」
マリック「時期的にもちょうど良かったと思います。