海面上昇による洪水で2050年までに3億人が家を失うとの予測(アメリカ) (3/4ページ)

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 これは海面上昇を推定する標準的な手法なのだが、今回の調査では人工知能を利用して、従来のNASAモデルで生じていた標高が高めに推定されてしまうエラーが修正されている。

 また現時点でも、すでに1億1000万人が満潮線以下(従来予測2800万人)、2億5000万人が例年の洪水位以下(従来予測6500万人)で暮らしていることも明らかにされた。


・対策を行わないと更に被害は激増する

 それでもこの予測は楽観的な前提に立つものだ。世界がパリ協定で定められた温室効果ガス削減目標を達成すると想定しているからだ。

 だが現実には、パリ協定の目標達成へ向けた各国の取り組みは前途多難だ。
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