学歴コンプを乗り越えるためには #大学1年生の転び方 (3/5ページ)

学生の窓口


ですが、今の環境でできるかもしれない友人はかけがえのない存在になるかもしれませんし、そこで入ったサークルや始めたバイトで新たな人間関係が始まったり夢中になれるものが見つかるかもしれませんし、選んだ研究分野で尊敬する教授と出会えるかもしれません。

あなたが今どう行動するかによって、将来的に「志望する大学に落ちたからこそ得られたものだ」と感じられる可能性があるということは、知っておいてほしいと思います。

方向転換はいつでもできる!

大学でなにをどれだけ学ぶか、というのはたしかに大事。大事なんですが、そのことに気づけている現役の大学生って果たしてどのくらいいるのでしょうか?
わたしはかなりのアンポンタンで目先の娯楽しか考えていない学生だったので、現時点であなたが「将来が不安」と思っていること自体、なんて立派なんだ! と尊敬します。

もちろん、将来の目標を明確にして、それに適した進路を選択して、日々努力を継続して……という人もいるとは思いますが、じゃあそれに気づけないまま大学生活を過ごした人はみんな就職で不利になって、その後は楽しい生活を送れていないか、と言ったら決してそうではない。

わたしの周りには、経済学部に入って銀行員になった人、医学部に入って医者になった人は当然いますが、そうじゃない人たちもたくさんいます。
文学部に入ってメーカーの営業として就職したけれど、やっぱり自分がほんとうにやりたいことを仕事にしたいと、働きながら学校に通って広告ライターになった人がいたり、デザイン系の大学に進学してアパレル勤務になったあと、自分のお店を出すために必要だからと簿記の勉強をしている人がいたり。
わたしも、薬学部に入って薬剤師の資格を取りましたが、今は文章を書くことを仕事にしていますし、そのために地域の作文教室に通ったりもしましたしね。

気づいたときに方向転換すること、新しく勉強を始めようとすること、そしてそのために努力することに、遅いということはありません。

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