【火葬場不足問題】火葬場新設や増強以外の方法で今すぐできる2つの対策 (1/3ページ)

心に残る家族葬

【火葬場不足問題】火葬場新設や増強以外の方法で今すぐできる2つの対策

先月、義母が93歳の天寿を全うして亡くなった。最近の出来事についての記憶力は衰えていたが、昔のことは鮮明に覚えていたし、健康状態も良かったので100歳まで生きると期待していたが、心臓機能が急に悪化し、緊急入院後の翌日に急逝した。老人ホームに6年間入居していて入浴など多少の介護は必要としていたが、普通に生活していて毎週訪れる家族とも会話もできていたので、殆どピンピンコロリの理想的な最期であった。

■和やかな雰囲気で行われた家族葬

葬儀は横浜の斎場で執り行われ、私も初体験の「家族葬」であったが、しめやかな中にも気心の知れた家族だけの和やかな雰囲気の葬儀であった。いつも明るく誰にもやさしく親切で、誰からも愛された「おばあちゃん」の面影を偲んで、子供、孫、ひ孫が20人集まり、心を込めてご冥福をお祈りしお別れしたので「おばあちゃん」も心置きなく彼岸へ旅立たれたと思う。

■葬儀を経験して感じたこと

さて、お通夜は逝去の6日後、告別式は7日後であった。葬儀までに1週間程度待たされたのだ。どうして横浜、東京など都市部では逝去から葬儀までこんなに間が空くのだろうか。理由は火葬場が混んでいて、順番を待たなければならないからだ。

横浜市には公営斎場が4か所、民営斎場が1か所あり火葬件数は5年間で2500件増えているのに火葬場は増えていないので、公営斎場の火葬待ち日数は2016年で4.01日と毎年延びている(注1)。現在は更に延びていて、仕方なく一番早い民営斎場を利用したのだ。


■都市部で火葬場が混んでいる理由

「墓地、埋葬等に関する法律」第三条では、「埋葬又は火葬は、他の法律に別段の定があるものを除く外、死亡又は死産後24時間を経過した後でなければ、これを行ってはならない。但し、妊娠七箇月に満たない死産のときは、この限りではない。」とある。つまり特定の疾病や感染症が原因の死亡や妊娠7か月未満の死産の場合を除いては24時間経過後となる。それではなぜ24時間後かというと「蘇生する可能性がある」のが大きな理由のようだ。

しかしこの期間をはるかに超える1週間も葬儀ができないのはどうしてだろうか。

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