名医・博士の健康術 ★今週のテーマ 米ヌカ (1/4ページ)

週刊実話

名医・博士の健康術 ★今週のテーマ 米ヌカ

 玄米と野菜の栄養成分を、簡単に摂取できるワザを公開!「飲む米ヌカ」で動脈硬化、糖尿病、がん、認知症etc.を予防せよ!!

 元AKBの篠田麻里子が「玄米を食べて育った」という共通点を持つ男性と結婚し、「玄米婚」として話題になったが、「玄米は健康にいい」というのは、今や健康を語る上で定番のフレーズになっている。

 長年、がん治療の第一線で活躍してきた島村トータル・ケア・クリニックの島村善行理事長も玄米を押す1人で、自身も約20年前から玄米菜食(玄米や雑穀を主食とし、野菜や豆、海藻、漬け物などを副食にして、肉や魚、卵、乳製品は極力控える食事法)を始め、健康が劇的に改善したという。
「玄米菜食を始めたきっかけは、妻の花粉症でした。花粉の季節になると、目のかゆみや鼻水に悩まされ、ひどい時は外出もままならず、呼吸困難になることさえありました。そのような状態が13年も続いていましたが、知り合いの勧めで玄米菜食を始めたところ、なんと10日で症状が治まってしまいました。そこで、私も自身の食事に取り入れてみることにしました」(島村先生)

 玄米菜食のメリットは、1987年にアメリカで発表された「マクガバン・レポート」にも報告されている。当時のアメリカでは、がんや心臓病が急増していたが、これらを克服するには食習慣を改善しなければならないとあり、「最も理想的な食事」として元禄時代(1688〜1704)以前の日本の食事を取り上げている(※)。

 また、アメリカのスミソニアン博物館では、理想の食事バランスを図に示した「食の三角」を資料として納めている。食事は全体の40〜60%を穀類、20〜30%を野菜類、5〜10%を豆類や海藻類で補い、肉や卵、乳製品は月1〜2回でいいという考え方で、「毎日食べるべき食品」として玄米をあげている。

(※)日本では元禄時代に精米技術が導入されると、玄米から白米を食べる習慣が広まったが、脚気が頻発するようになってしまった(この状況は「江戸患い」と呼ばれる)。そのため、玄米を食べてた元禄時代以前の日本の食事が取り上げられたのである。

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