長嶋&王が授ける「侍ジャパン日本代表」東京五輪「金メダル取り」秘策 (3/4ページ)

日刊大衆

歴代の代表監督にかかる重圧は、ハンパなものではありませんでした。ましてや、自国開催の五輪ともなれば、想像を絶する重圧がかかるでしょう」

 これは、“球界のレジェンド”ONこと、長嶋茂雄氏、王貞治氏とて例外ではなかったという。

 ベテラン記者が述懐する。「ミスターは、現役の頃から大舞台で緊張するということを知らない人でした。ノムさん(野村克也)の“ささやき戦術”が唯一、通用しなかった選手でしたからね(笑)。そのミスターが、2004年のアテネ五輪で日本代表を率いていたときの話です。予選初戦の前日、ホテルのミスターの部屋を日本チーム団長の長船(騏郎)さんが、激励に訪れたそうです。部屋をノックしても応答はなし。再度ノックすると、“どうぞ”とミスターの声がする。で、長船さんが部屋に入ると、真っ暗。目を凝らすと、椅子に座って一点を見つめるミスターの姿があったそうです。一人で瞑想していたわけです。長船さんはビックリして、“出直します”と言って部屋を飛び出たそうですよ」

 また、こんな話も。「アテネ五輪の予選を無事突破したので、長嶋さんに話を聞きに行ったんです。すると、長嶋さんが真顔で“予選を通過できるかどうか、生まれて初めてプレッシャーを感じた”と言ったんです。この後、長嶋さんは脳梗塞で倒れてしまい、五輪本戦を中畑(清)さんに任せることになったわけですが、五輪のプレッシャーで病魔に倒れた可能性もあるのでは……」(前同)

■長嶋と王、それぞれの思い

 16年7月に読売新聞に掲載されたインタビューでは、長嶋氏本人が五輪への思いを打ち明けている。〈やっぱり、オリンピックに出るつもりが、前からもう、あったから。

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