バナナが壁にダクトテープで張り付けられた高額アート、来場者に食べられてしまうというアクシデント勃発(アメリカ) (2/5ページ)

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 この売れ行きに歓喜していたペロタンのオーナーは、同様の3作目はさらに価格をつり上げ、15万ドル(1600万円)で販売すると豪語。現地メディアも大きく報じていた。

Banana Duct Taped To Wall Selling For $120K At Art Basel

・形があるものの価値に疑問を呈する作品

 作品は見ての通り、壁にダクトテープで固定された本物のバナナで構成されている。
 
 ギャラリーペロタンによると、この作品の意図は、このオブジェクトが世界をどう移動するのかを鑑賞者に考えさせることだという。
 
 
ブースの壁に貼られていようと、ニューヨークポストの表紙に飾られていようと、彼の作品は、形があるものの価値について疑問を投げかけます。この光景はそのバナナと同等な作品の一部なのです


・カテラン氏が考え抜いて選んだバナナ

 事件が起こる前、わずか2本のバナナを合計2,600万円で売ったオーナーは得意げにこう語っていた。

我々はあのバナナを売り切りました!奇跡です。どうしてこんなことが起こったのかわかりません!

カテラン氏はアートの世界でふざけた人物と思われがちですが、現にこのような状況をまねく彼の作品はジョークで片付けられるものではないといえるでしょう。

「コメディアン」はカテラン氏が昨年ひらめいたもので、アートとしての側面を検討するため、バナナの形状や、ダクトテープに貼る際のアングル、壁自体の大きさなど、あらゆる点に多くの時間を費やしたと伺っています。

氏は当初、本物のバナナでなく偽のバナナを使用することも考えました。旅行するたびにバナナを持ち帰り、インスピレーションを得るためにホテルの部屋にバナナを吊るしました。
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